下鴨神社と鴨長明

下鴨神社の境内にある摂社の河合社には、鴨長明の組み立て式居所「方丈」が復元されて展示されています。
こちらがその写真。

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鴨長明は、賀茂御祖神社の神事を統率する禰宜(ねぎ=神職の一つ)の鴨長継の次男として京都で生まれた鎌倉前期の歌人ですね。
本当は禰宜になりたかったのですが、その夢は叶わず、出家して閑居生活を余儀なくされました。
『新古今和歌集』に10首入撰しています。

そのうちの二首を紹介しましょう。

見ればまづ いとど涙ぞ もろかづら いかにちぎりて かけ離れけむ

(もろかずらを見るといよいよ涙がもろくこぼれ落ちる。いったいどのような前世の約束で、わたしは賀茂の御社と離れてしまったのであろうか)

石川や 瀬見の小川の 清ければ 月も流れを たづねてぞすむ

(石川の瀬見の小川は清らかだから、月もそして賀茂の御社も、その流れを尋ね求めて、そこに澄んで、鎮座しているのだ。)

下鴨神社に対する愛着がひしひしと感じられますね。
様々な理由により神職を継ぐことが叶わなかったことから鴨長明は強い厭世観を抱くようになり、やがてあの普及の名作『方丈記』を生み出したのだと考えられています。
(続く)
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