5000年前の古代人の完璧な測量技術46(ハワラのピラミッド)

ハワラのピラミッドは、アメンエムハト3世がハワラに造ったピラミッドです。
干拓事業が盛んに行われたファイユムのそばに建造されました。
元々の高さは58メートル。古名は「アメンエムハトは生き続ける」。

場所はこちらです。

img055-11.jpg

上の地図の下方左にある(6)の点がそうです。
このピラミッドは、アメンエムハト3世が途中で放棄した黒いピラミッドと小山群2と小山群3を結んだ直線上にあります。
たぶん小山群の彼方にピラミッドを造りたくなったんでしょうね。
しかしただ当てずっぽうに建造地を決定していないのは、次の事実からも明らかです。

アメンエムハト1世のピラミッドとギザ台地のクフ王のピラミッドを結んだ直線の距離は、アメンエムハト1世とハワラのピラミッドを結んだ直線の距離と全く等しい。

全く等しいとはどういうことかというと、こういうことです。

4万5813・6メートル(45・814キロ)と4万5813・9メートル(45・814キロ)。

約46キロ離れた距離で、メートル単位まで等しいということです。
その誤差は何と、たったの30センチです(ただし測定には、大ピラミッドの基底部北東角、アメンエムハト1世のピラミッドの基底部南西角、ハワラのピラミッドの基底部北東角を使っています)。

つまりハワラのピラミッドは、この王朝(第12王朝)の初代ファラオであるアメンエムハト1世のピラミッドからの距離が、同じアメンエムハト一世のピラミッドから大ピラミッドまでの距離と数十センチと違わない、正確に計算された位置に、精密測量によって建造されたということです。

これだけではありません。ハワラのピラミッドは、センウセレト2世のピラミッドからの距離が、センウセレト2世のピラミッドとメイドゥームのピラミッドの距離(24・7キロ)のちょうど三分の一となる場所にも造られました。

これほどの測量は、実は私たちが今考えている古代エジプトの測量技術では成し遂げられるはずがない精密さです。
GPSやレーザーを用いた距離測定方法がなかったであろう時代に、どうのようにしてこの精度を成し遂げたのか、まったくわかりません。ただただ舌を巻くばかりです。
(続く)
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