5000年前の古代人の完璧な測量技術31(18基のピラミッド)

今日はこれまで紹介したピラミッドの概略まとめです。

(1)ジェゼル王の階段ピラミッド(サッカラの階段ピラミッド):エジプト最古とされるピラミッド。エジプト古王国時代・第3王朝(紀元前2686年ごろ~紀元前2613年ごろ)第2代のジェゼル王が宰相のイムホテプに造らせた。6層の階段状になっている。元の高さ62メートル。所在地はサッカラ。

(2)埋もれたピラミッド:第3王朝第3代ファラオのセケムケト王が建てようとした未完成の階段ピラミッド。ジェゼル王のピラミッドの南西約600メートルの場所にある。高さは70メートルほどの予定だったらしい。所在地はサッカラ。

(3)カーバー王のピラミッド(重層ピラミッド):第3王朝のファラオであるカーバー王が建造したとみられる未完成の階段ピラミッド。高さは42~45メートルを予定していたとみられるが、現在は17メートルしかない。所在地はザウィエト・エル=アリアン。

(4)メイドゥームのピラミッド(崩れピラミッド):首都カイロから約100キロ南にあるメイドゥームにあるピラミッド。最初は第三王朝のフニ王が建造を開始したとみられるが、完成させたのは第4王朝のスネフェル王であると考えられている。高さは、本来は93メートルであったとみられるが、現在は崩壊して約六五メートルとなっている。古名は「スネフェルは不朽なり」。所在地はメイドゥーム。

(5)屈折ピラミッド:第4王朝(紀元前2613年ごろ~紀元前2494年ごろ)のファラオで、クフ王の父スネフェル王が建造したピラミッド。途中で傾斜角度が変わっているので「屈折」と名付けられた。高さ101メートル。古名は「スネフェルは南に輝く」。所在地はダハシュール。

(6)赤いピラミッド:第4王朝のスネフェル王が建造したピラミッド。表面の花崗岩が赤く見えることから名づけられた。壁面が二等辺三角形になっている方錐形となっているため、エジプト初の真正ピラミッドとされている。高さは104メートルで、エジプトのピラミッドとしては3番目に高い。古名は「スネフェルは北に輝く」。所在地はダハシュール。

(7)クフ王のピラミッド(大ピラミッド):スネフェル王の息子で、第4王朝の第2代ファラオであるクフ王が建てた真正ピラミッド。4辺は正確に東西南北を向いており、エジプトのピラミッド建築における最高傑作の一つ。元の高さは146・7メートルあり、その後約4000年にわたり世界一の建造物であった。古名は「クフの地平線」。所在地はギザ。

(8)ジェドエフラー王のピラミッド:クフ王の息子で、第4王朝第3代ファラオのジェドエフラー王が建造したとされるピラミッド。元々の高さは66メートルあったのではないかとされているが、破壊されて現在では廃墟のようになっている。エジプトで最も北にあるピラミッド。古名は「ジェドエフラーの綺羅星の頂」。所在地はアブ・ロアシュ。

(9)カフラー王のピラミッド(第2ピラミッド):ジェドエフラー王の異母兄弟とみられ、第4王朝第4代のファラオとなったカフラー王の真正ピラミッド。ギザ台地に2番目に造られたことから「第2ピラミッド」と呼ばれ、場所もギザの三大ピラミッドの真ん中にある。高さは143・5メートルあり、3大ピラミッドの中で唯一、頂上付近に外装の一部をとどめている。古名は「カフラーは偉大なり」。所在地はギザ。

(10)メンカウラー王のピラミッド(第三ピラミッド):カフラー王の息子で第五代ファラオとなったメンカウラー王が築いたとされる真正ピラミッド。ギザ台地に3番目に造られた。三大ピラミッドの中では一番小さく、元々の高さは66・5メートル。古名は、「メンカウラーは神聖なり」。所在地はギザ。

(11)シェプセスカフ王のピラミッド(マスタバ・エル=ファラウン):メンカウラー王の息子で第4王朝最後のファラオであるシェプセスカフ王のピラミッド。形状は、階段ピラミッド以前に築かれていた墓であるマスタバに戻された。元の高さは18メートル。古名は「清められたるピラミッド」。所在地は南サッカラ。

(12)ウセルカフ王のピラミッド:第5王朝初代ファラオであるウセルカフ王のピラミッド。サッカラの階段ピラミッドのすぐそばの北東に建造された。真正ピラミッドだったとみられるが、現在は崩れて円錐形の小山に見える。元の高さは49メートル。古名は「ウセルカフの地は清らかなり」。所在地はサッカラ。

(13)サフラー王のピラミッド:第5王朝第2第ファラオであるサフラー王のピラミッド。アブシール湖畔に建造された複合体遺跡に建造された最初のピラミッドでもある。元の高さは47メートル。古名は「サフラーの魂が出現せり」。所在地はアブシール。

(14)ネフェルイルカラー王のピラミッド:第5王朝第3代ファラオであるネフェルイルカラー王のピラミッド。アブシールの複合体遺跡に2つ目のピラミッドとして建造された。元の高さは73メートルで、第5王朝のピラミッドの中では最も高かった。古名は「ネフェルイルカラーの魂」。所在地はアブシール。

(15)ネフェレフラー王のピラミッド:第5王朝のファラオで、ネフェルイルカラー王の息子ネフェレフラー王のピラミッド。ネフェルイルカラー王のピラミッドのすぐそばの南南西に造られた。真正ピラミッドとして建造されたが未完成に終わったため、高さは7メートルにとどまっている。古名は「ネフェレフラーの力は神聖なり」。所在地はアブシール。

(16)ニウセルラー王のピラミッド:第5王朝のファラオで、ネフェルイルカラー王の1番下の息子ニウセルラー王のピラミッド。ネフェルイルカラー王のピラミッドのすぐ隣の北東に建造された。元の高さは52メートル。古名は「ニウセルラーの座は永遠なり」。所在地はアブシール。

(17)ジェドカラー・イセシ王のピラミッド:第5王朝のファラオであるジェドカラー・イセシ王のピラミッド。南サッカラに建造された最初のピラミッドでもある。元の高さは52・5メートル。古名は「ジェドカラー・イセシは美しい」。所在地は南サッカラ。

(18)ウナス王のピラミッド:第5王朝最後のファラオであるウナス王のピラミッド。サッカラの階段ピラミッドのすぐそばの南南西に建造された。内部の玄室の壁には、初めて「ピラミッド・テキスト」というヒエログリフの碑文が刻まれた。元の高さは43メートル。古名は「ウナスの座は美しい」。所在地はサッカラ。

ずいぶんたくさんのピラミッドを取り上げてきましたね。
(11)のシェプセスカフ王のピラミッドを除く、17基のピラミッドの配置をこれまで説明してきました。
エジプトの学者でもおそらく、これだけのことを知っている人は少ない(あるいは誰も気づいていない)と思われますから、ここまでのブログを忍耐強く読んでこられた方々は、これでかなりのピラミッド通になったはずです。

明日は一つだけ飛ばした(11)のシェプセスカフ王のピラミッドを取り上げます。
(続く)
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