5000年前の古代人の完璧な測量技術19(メイドゥームのピラミッド)

再び古代エジプトのピラミッドの話に戻ります。
夏至の夕陽が小山群1の中央に沈むのが見える場所にジョセル王は、ピラミッド第一号を造りました。

第二号ピラミッドは、同じ第三王朝のセケムケト王の時代です。
小山群2の東端の真北かつジョセル王のピラミッドから600メートルほど離れた地点で、夏至の太陽が小山群1の南の小山に沈むのが見えるライン上に、「セケムケト王のピラミッド(別名崩れピラミッド)」が建造されています。

第三号ピラミッドは、同王朝のカーバー王の時代です。小山群2の中心と小山群1の中心付近を結んだ直線上で、小山群1の中心までの距離が、小山群1とジョセル王のピラミッドを結んだ直線の距離と等しくなる地点に、「カーバー王のピラミッド」が建造されたました。

これで小山群1、2と夏至の日の出ラインを使って、三つのピラミッドが建造されたわけです。

で、面白いのはここからです。

第四号ピラミッドは、次の第四王朝のスネフェル王の時代に造られました。
ジョセル王のピラミッドから54キロも離れた場所に建造されたメイドゥームのピラミッドです。
元々は第三王朝のフニ王の時代に首都カイロから100キロ離れたメイドゥームで建造が始まったのですが、完成したのがスネフェル王の時代だったんですね。

残念ながら行ったことがないので写真はありません。
ちょっと変わった形をしていて、一応階段ピラミッドに分類されていますが、一部に階段構造の段差をなくして壁面を滑らかに加工しています。このため真正ピラミッドへの過渡期を示す建造物として注目されているんですね。

で、例によってグーグルの衛星写真を使って、メイドゥームのピラミッドがどこに建造されているかを見てみましょう。

img020-11.jpg

元々は第31号の「ハワラのピラミッド」の位置を説明するために作成・加工した地図なので、かなりわかりづらいと思いますが、中央上にジョセル王のピラミッドがあり、中央下に4のメイドゥームのピラミッドがあります。その距離は約54キロ、正確には5万3833・1メートルです。

写真には記されていませんが、カーバー王のピラミッドからほぼ真南に引いた直線と、ジョセル王とセケムケト王のピラミッド、および小山群2の西端を通る直線の交点に建造されています。
その際、ジョセル王のピラミッドと小山群2の中央を結んだ直線の距離である12キロを基線として、その4・5倍の距離の場所に建造されました。
かつては93・5メートル(現在は崩壊して65メートル)の高さがあったとみられていますから、54キロ離れていても、階段ピラミッドの頂上からなら視認できる高さと場所が選ばれたのだと思われます。

つまり、ピラミッドの建造地の距離と方角、そしてピラミッド自身の高さには意味があり、完璧な国土測量によってすべてのピラミッドが計画通りに配置されたことがわかってきます。
それは次に紹介する屈折ピラミッドによってより鮮明になります。
(続く)
スポンサーサイト
Secret

プロフィール

白山菊理姫竹内文書

Author:白山菊理姫竹内文書
FC2ブログへようこそ!



最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR