5000年前の古代人の完璧な測量技術16(アル・クルンと二体の巨像)

古代エジプトの都テーベにおいては、平安京の船岡山に相当する山がアル・クルンです。
テーベの中心から見ると、ちょうど夏至の日の入りの方角にあります。

この山は王家の谷からよく見えます。
かつて王家の谷を訪ねたとき、地元のガイドがピラミッド山であると説明していました。
そのときの写真がこちら。

神々のライン 003(アル・クルン)

まさに王家の谷に君臨する偉大なる山という感じがします。
で、実際にテーベはアル・クルンを中心軸にして都が造営されました。
どうしてそれがわかるかというと、いくつか根拠があります。

まずアル・クルンに向かって右側(アル・クルンの北東)に王家の谷、左側(アル・クルンの南西)に王妃たちの谷がほぼ左右対称形に配置されていることです。
この王家の谷の最深部と、ナイル川をはさんだ右岸にあるカルナック神殿の中心軸を結ぶと、夏至の日の入りラインとなります。
一方、王妃たちの谷とアメンヘテプ3世の葬祭殿を結ぶと、これも夏至の日の入りラインとなります。
そしてテーベ全体の遺跡群の配置を見たときに、最も古くからの聖なる領域とされる「女神ムトの神域」からアル・クルンに向かう夏至の日の入りラインは、まさにテーベ全体の中心軸になっているわけです。

実際、テーベにあるほとんどすべての神殿や葬祭殿が夏至の日の入りラインの方角を向いています。
つまりテーベにあるすべての遺跡が、アル・クルンから下ろした夏至の日の入りラインを中心軸に据えながら、夏至の日没方向を意識した場所に建造されたとみることができるんです。

たとえばメムノンの巨像とアメンヘテプ3世の座像。

神々のライン 003(メムノンの巨像)1

この二体の巨像も、この巨像があるアメンヘテプ3世の葬祭殿も、夏至の日の入りラインに沿って建てられており、写真に見える遠くの山の先には王妃たちの谷があります。つまりこの二体の巨像は、王妃の谷を守っている狛犬的な役割をしているとも考えられますね。

次にグーグルアースを使いながら、説明していきましょう。
(続く)
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