5000年前の古代人の完璧な測量技術8(ウォルベリー・ヒルとサンクチュアリー)

ビーコン(のろし台)となるような、遠くからでも目立つ山と山を結び、拠点やラインを作っていく5000年前の古代人の手法は、当然のことながら、ストーンヘンジ複合体遺跡など、当時の構造物を建造する基本となっています。

既に挙げたこの地方の最高峰であるウォルベリー・ヒルと、ストーンヘンジ複合体遺跡、それにウィンドミル・ヒルを測量点として造られたエイヴベリー複合体遺跡を結ぶと正三角形が浮かび上がってくるのも、偶然ではありません。適当に造っているのではなく、ちゃんと測量しているんですね。

本書29ページの図1-2に、それを簡単に示した地図が掲載してあります。
本当はもっと複雑な設計図になっているのですが、ラインが多くなるとわからなくなるので、簡素化した地図です。

その作製した地図を見てもらうと、ウィンドミル・ヒル、ストーンヘンジ、ウォルベリー・ヒルの三点が、一辺が約30キロのほぼ正三角形となっていることがわかるはずです。

なぜ正三角形になるかは、それは三角測量を実施したことと密接に関係してきます。
既に説明したように、グラストンベリー・トールとストーンヘンジの中心点、それにエイヴベリーの大ヘンジの中心を結ぶと直角三角形になります。そのストーンヘンジとウィンドミル・ヒルを結んだ直線と直交するラインがウォルベリー・ヒルと先日紹介したマーデン・ヘンジを結んだ直線です。また、ストーンヘンジの中心とマーリンの丘の頂を結んだ直線は、ウォルベリー・ヒルとシルベリー・ヒルを結んだ直線と直交します。さらにウィンドミル・ヒル、エイヴベリーの大ヘンジの中心、サンクチュアリーという紀元前3000年ごろ造られた環状構造物のある遺構の三点を結んだ直線は、ウォルベリー・ヒルとコーニー・ヘンジを結んだ直線と直角で交差するんですね。
これらはすべて三角測量の結果であるのは間違いないと思われます。

今日の写真は、イングランド南東部の最高峰として知られるウォルベリー・ヒル。

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私の予想に反して、なだらかな丘のような山でした。それでもこの地方の最高峰ですから、見晴らしはよかったです。

そしてエイヴベリー複合体遺跡のサンクチュアリー。

DSC_0585-1_20160517123544d70.jpg

今はほとんど何も残されていませんが、二重のストーンサークル(当初はウッドサークル)と回廊があったと考えられています。

DSC_0580-11.jpg

ウィンドミル・ヒルの頂とエイヴベリーの大ヘンジの中心を結んだ直線と、ウォルベリー・ヒルとシルベリー・ヒルを結んだ直線の交点に建造されています。
(続く)
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