5000年前の古代人の完璧な測量技術6(ワウルズ・バンクとマーデン・ヘンジ)

聖マイケルライン上のほかの古代遺跡も写真で紹介しましょう。

まずはワウルズ・バンク。

DSC_0188-1.jpg

ベッドフォードシャー州ルートンのそばにある、紀元前3000年ごろの新石器時代に造られたとみられるヘンジ(環状の土塁と溝)状の構造物です。でも写真で見てもわかるとおり、大きすぎてフレームには収まりません。
道路に付けられた遺跡名の標識で、辛うじてワウルズ・バンクであることがわかります。
この土手がヘンジ状構造物(周壁遺構)の一部です。土手と堀で囲まれた面積は7万平方メートルといいますから、東京ドーム二つ分くらいでしょうか。特徴は形が円や楕円ではなく、D字形をしていることです。

このワウルズ・バンクとワンドルベリー・リングを結んだ距離が3K(Kは17・3キロ)で、さらにワウルズ・バンクとブレント・トールを結んだ距離は17Kとなります。昨日紹介したローチ・ロックまでの距離は20K、ラインの南西端にあるセント・マイケルズ・マウントまでの距離は24Kです。見事に配置されていることがわかりますね。

で、このD字形のワウルズ・バンクに似ている形のヘンジが、エイヴベリーとストーンヘンジの中間地点付近にあります。
それが「ハット・フィールドの土塁」とも呼ばれているマーデン・ヘンジです。

DSC_0194-111.jpg

やはり大きすぎて、ヘンジの一部しか写りません。
今のところ、イギリス最大のヘンジとされています。
ヘンジに囲まれた面積は約15万平方メートル。東京ドーム四つ分ですね。

案内板を見ると、ようやくおおよその形がわかります。

DSC_0191-11.jpg

上の写真の矢印のところから、ヘンジの土手を撮影しました。
紀元前2400年ごろ造られたとみられる新石器時代の周壁遺構です。
かつては周壁内に巨大な円形マウンドや立石があったとみられますが、農地開墾などにより、破壊されてしまいました。
この地域の最高峰であるウォルベリー・ヒルと結んだ直線は、ストーンヘンジの中心とウィンドミル・ヒルの山頂を結んだ直線と直交しますから、やはり壮大なグランドデザインの下に、正確に測量して位置が決められたのではないかと思われます。
(続く)

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