5000年前の古代人の完璧な測量技術4(グラストンベリー・トールとバロー・マンプ)

ここで、聖マイケルラインについての誤解を正しておきましょう。
今でこそ「聖マイケルライン」と名付けられていますが、元々はキリスト教の聖マイケル教会とは関係のないラインでした。

すでにあった古代遺跡のライン上に、後に流入したキリスト教徒がその古代遺跡の上に聖マイケル教会を建造しただけなんですね。
だから「聖マイケルライン」と名付けられました。
まあ、古代人のラインに気が付いただけでも凄いことですが、元は5000年前から存在したラインを再利用したにすぎません。
では、誰が作ったのか。
古代ケルト人?  いいえ、違います。
既に説明したように、ケルト人がイギリス諸島に流入してきたのは、どんなに早くても紀元前1000年ごろ、今から3000年前にすぎません。聖マイケルライン上の古代遺跡は5000年以上前に造られたものです。

そのころ誰がいたのかわかっていません。ただ何となくわかっているのは、ケルト神話で「ダナン神族」と呼ばれる神のような魔力(おそらく科学技術)を持つ古代人がいたのであろうということだけです。

アイルランドのニューグレンジを見てもわかるように、彼らは巨石神殿のような構造物を建造しました。
ナウスやダウスのように大きな人工マウンドを造るのもお手の物。
イギリスのエイヴべりーの大ヘンジやシルベリー・ヒル、ソールズベリー平原のストーンヘンジもおそらく彼らの一族か、もしくは彼らと何らかの技術的交流のあった人たちが建造したのではないかと思われます。

特に丘を加工する彼らの土木技術は非常に優れたものがあります。
その最たる例が、グラストンベリー・トールですね。
左右対称的な七段の階段構造に丘を加工しています。

しかも、聖マイケルラインの傾きと、グラストンベリー・トールの丘の中心軸の傾きは一致しています。
これは、聖マイケルラインの傾きに合わせて、この丘を加工したか、あるいはこの丘を基準にして聖マイケルラインを作ったのかのいずれかであることを示しています。

グラストンベリー・トールの中心軸の傾きとは何かというと、この丘を上から見ると、よくわかります。左右対称で、ちょっとくびれた瓢箪の形をしているんですね。このため、側面を見ると頭のないスフィンクスのように見えますが、正面、もしくは背面からこの丘を見ると、綺麗な三角錐に見えます。本書221ページの図5-3を参照してください。つまり、中心軸があるような形に加工されていると考えられるわけです。

参考として、グラストンベリー・トールを横から見たイラストが描かれた案内板の写真を掲載します。

DSC_0675-11.jpg


意図的に中心軸が造られた証拠に、17・3キロ離れた、聖マイケルライン上にある、バロー・マンプの頂上からグラストンベリー・トールを見ると、円錐形の山に見えることが挙げられます。以前にも紹介しましたが、こちらがその写真です。

IMGP2880-2_201605131614196a3.jpg

この写真を撮った日は雨で煙っていましたが、それでもはっきりと円錐形のグラストンベリー・トールを捉えることができました。

で、こちらがバロー・マンプと呼ばれる加工丘。

IMGP2894-11.jpg

グラストンベリー・トールのミニチュア版のような姉妹加工丘で、同様に4~6段の階段構造が造られていることが写真からもわかりますね。
(続く)
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