赤い竜のシンボル

イギリスの国旗であるユニオン・フラッグ(ユニオン・ジャック)は三つの王国の象徴の組み合わせですが、その中に入っていない国がウェールズです。

まずはウェールズの国旗から紹介しましょう。
こちらです。

Wales.png

赤い竜なんですね。
ローマ軍がもたらしたドラゴンのシンボルを、ローマ軍撤退後に勢力を伸ばしたブリトン人(前ローマ時代にブリテン島に定住していたケルト系の土着民族)とサクソン人(ドイツ地方で形成されたゲルマン系の部族)がそれぞれ「赤い竜」「白い竜」として使ったことが由来のようです。で、この赤い竜と白い竜の戦いは、アーサー王がサクソン人を破ることによって「赤い竜」が勝利して決着したということです。

赤い竜はブリトン人であるウェールズ人の象徴・化身なんですね。ラグビーのウェールズ代表の愛称も「レッド・ドラゴン」です。ウェールズは「ドラゴン=ハート(精神)の国」とされています。私が学生時代に組んでいたテニスのダブルスのパートナーも、この「ドラゴンハート」を持つカーディフ(ウェールズの首都)出身のイアンでした。バックハンドのハイボレースマッシュが彼の武器で、ずいぶん助けられました。

それはそれとして、どうしてウェールズのシンボルが外されたかというと、ウェールズは13世紀末という早い時期にイングランドに服属し国権の一体化が進んでいたためだそうです。そう言えば、イングランドの国旗は竜退治で有名なゲオルギウスの十字ですから、竜の意匠を国旗に入れたら相性はあまり良くなかったでしょうね。

で、イギリス人は遊び心を持っていますから、スコットランドが独立した後に、ウェールズの国旗の緑の部分を入れて新しい国旗を作ってみたのだそうです。
それがこちらです。

withoutScotland.png

ちょっと歯抜けの国旗みたいですね。
国旗のデザイン性を見る限りは、スコットランドは独立しない方がよさそうです。
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