謎に包まれた縄文の「石冠」と「御物石器」

北陸から中部地方の縄文遺跡から見つかった石冠と御物石器をご紹介しましょう。

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私が撮った写真が見つからなかったため、吉朝則富氏の『幸福な縄文』というエッセイから転載させてもらいました。
上の二つが石冠で、一番下が御物石器です。いずれも岐阜県から出土したもので、上から順番に神岡町山田、丹生川村下上野、下呂町乗政でそれぞれ見つかりました。縄文晩期の作品と見られています。
今でこそすり減って模様が見えなくなっていますが、かなり精巧な紋様が彫られていたように感じます。

次のスケッチは『野々市町御経塚遺跡』からの転載です。

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右上の御物石器に分類できると思われる「比良型呪術石器」には綺麗な紋様が彫られていますね。
その下の石冠にも線刻が見られます。

次は『飛騨国府シンポジウム、古代の飛騨、その先進性を問う』からの転載の転載(孫引き)です。

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左上の岐阜県丹生川村から出土した石冠には明確なシンボルが彫られていることがわかります。
また、多種多様な紋様や形の石製品が製造されたこともよくわかりますね。
こうした石製品は、特殊な祭祀に使われたであろうと推測されているだけで、その形態、機能、起源については謎に包まれています。それは先に紹介したオークニー諸島の石製品も同様です。

img009-11_20160219224213217.jpg

右の石製品が縄文の石冠に似ているように感じられるんですよね。
同じ用途であった可能性もあります。
少なくとも、両手で持ったり、片手で持ったりできる突起が付いている形態には類似性があります。
この飛騨地方の石製品に刻まれた紋様や、その形態については、詳細な資料が手に入り次第、このブログでも紹介、解説していきたいと思っています。
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