天の岩戸神話に隠された三つの物語(その7:御旅山)

2004年に岐阜県庁や高山の地元の方々に御旅山に連れて行ってもらったときは、こんなに大事な山だとは思っていませんでした。
当時の説明では、御旅山が位山の遥拝所になっており、どうやら御旅山と位山中腹の祭壇石を結んだ直線上に位山山頂か天の岩戸が位置するのではないか、ということでした。私は当時、「タカミムスビの法則」が存在していることを知りませんでしたから、「ふ~ん、そういうものなのかな」ぐらいにしか理解していなかったんですね。

しかしながら今は、地元の方々の説明が非常に重要な意味を持っていたことがわかります。

国土地理院の地図で調べてみました。すると、当時の説明通り、御旅山と祭壇石を結んだ直線上に位山の山頂があり、水無神社と祭壇石を結んだ直線上に、頂上付近にある最も大事な巨石遺構と思われる「天の岩戸」があることがわかります。ちゃんと「タカミムスビの法則」通りに、御旅山、祭壇石、天の岩戸が意図的に配置されていることがよく理解できます。

そしてここが一番のポイントなのですが、御旅山自体が人工山、少なくとも加工された山であるということです。

まずは御旅山の全体像を見てもらいましょう。

IMGP8069-1.jpg

山と言っても、高さ20メートル、周囲一キロほどのなだらかな独立丘です。
南側から撮影した写真で、何の変哲もない丘に見えます。

だけど、東側から見ると、実によくできた「丘」であることがわかるんですね。
東から見ると、こうなっています。

IMGP8031-1.jpg

つまり、非常に細長い、まるで飛行場の滑走路のようななだらかな丘陵になっていることがわかります。

IMGP8026-1.jpg

で、写真に写っている鳥居をくぐって、このなだらかな滑走路のような坂道を登って行きます。
まさに整地された丘であることがよくわかると思います。自然の丘陵ではこうはなりません。

極めつけは頂上です。

IMGP8021-1.jpg

ご覧のように平らな広場になっているんですね。
昔は神楽岡とも御座山とも呼ばれ、水無神社の例祭では、神輿が中央右に見える台座に置かれ、里神楽が奉納されるそうです。
昔から非常に大事な丘として崇められ、使われてきたことがわかります。

次の写真は北側から撮影した写真です。

IMGP8036-1.jpg

ご覧のように左(東側)からなだらかな坂道が続き、頂上が平ら(中央右の木の茂っている部分)で、右(西側)が崖のように急な斜面になっている「人工丘」の構造がよくわかりますね。

ところが面白いことに、この丘の滑走路のような「参道」は位山の山頂を指しているわけではないんですね。
(続く)
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