天の岩戸神話に隠された三つの物語(その5:柏手によりアマテラスの居所を知る)

浅見氏によると、スサノオが高天原で乱暴狼藉を働いたというのは、真っ赤なウソであるといいます。
アマテラスが岩屋戸に隠れた理由は、せっかくアマテラスやスサノオといった神々が礼儀作法や畑作、家造りなどいろいろ教えたにもかかわらず、第三世代の人間が次第に慢心し、偉ぶり始め、やがては神様をないがしろにしはじめたからであると浅見氏は言います。

その様子を見たアマテラスは、本当の神様がいなくなるとどうなるかを第三世代の人間にわからせるために、わざと「天に輝く大日輪の光を地球上に届かぬようにする神秘秘事のために、お姿を天之岩戸にお隠しになられた」のだそうです。

面白いのはここからです。
当時、アマテラスら神々は飛騨の位山にいたのですが、突然、アマテラスが姿を消したから大変です。世の中は暗くて長い夜だけが続くようになりました。見兼ねた他の神々はアマテラスがどこに隠れたのか見つけ出そうと、オモイカネノミコトに所在を探してくれるように頼みます。

そのときオモイカネは、アマテラスの使いである鶏を一羽連れてきて、真っ暗闇の中、手の平を打ち鳴らしながらその鶏を位山の頂上へと誘導したそうです。現在でも鶏のことを「かしわ」と呼びますが、このことの名残で「柏手」と言うようになったそうです。それで、頂上に到着すると、手の平を打ち鳴らしながら北から時計回りに鶏の首を回させ、導きます。すると、鶏の首がちょうど北東に来たときに鶏が大きな声で「ココ―、ココ―、ココ―」と勢いよく長く泣いたというんですね。オモイカネがその方角の彼方を見ると、ピカッと光が十字になって輝きました。それで、オモイカネは「神州信濃の皆神山の先の山に」アマテラスがいることを知り、他の神々にそのことを伝えたのだそうです。
(続く)


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