天の岩戸神話に隠された三つの物語(その2)

信州に関係があるという天の岩戸隠れの話は、実は鼎談本の『正統竹内文書口伝の「秘儀・伝承」をついに大公開!』にも出てきます。72ページおよび128~132ページです。ギリシャ神話と日本神話の類似性の話の中で、私が天の岩戸神話を持ち出したところ、「むっちゃん」こと竹内氏がいきなり、「岩戸隠れは長野の戸隠しです」と発言したんです。

これは私には意外でした。というのも、天の岩戸隠れの話は「高天原」で起きた物語です。
既にこのブログをお読みの方はご存知でしょうが、出雲族のスサノオが記紀で「高天原」と記されている日向国(今の九州・高千穂の辺り)に進軍してきたとき、日向族の女王アマテラスが恐れおののいて和議に応じ、スサノオとの政略結婚である「誓約」に応じたわけです。この政略結婚により、アマテラスは事実上の人質として別の場所に連れていかれました。おそらくその政略結婚によって生まれた宗像三女神が祀られている福岡県宗像市の宗像大社あたりか、山陰地方で結婚生活を強いられていたのではないでしょうか。その後、本当にロマンスが芽生えてしまった可能性があることは、『竹内文書の謎を解く2--古代日本の王たちの歴史』に書いた通りです。

この政略結婚が続いている間、日向国からアマテラスという太陽神がいなくなってしまったわけです。
つまり人質として囚われの身となった。それが太陽のように照り輝く祭祀王が岩屋戸に隠れてしまったようなものだった、というのが、岩戸隠れの真相であったのではないかと解釈しました。

しかしアマテラスは、スサノオとの間に女の子しか生まれなかったことから、結婚を解消して、日向国に戻ります。岩屋戸から出てきたわけですね。太陽神が帰って来ました。そしてそこで、スサノオの出雲攻略の作戦を、日向国の夫の高木神(タカミムスビ)と練るわけです。

あとは、記紀神話とほぼ同じです。つまりニニギの天孫降臨とは、実は日向国で行った高木神からの王位継承式みたいなものだったことが、『日本書紀』の「真床追衾」の儀式をしたという記述からもわかります。

それはさておいて、天の岩戸隠れがどうして信州の戸隠なのか。その理由を調べるために、戸隠神社に参拝して来ました。

まずは中社にお参りします。

IMGP6744-1.jpg

ご祭神はオモイカネノミコト。高木神の息子であるとみられます。ただしアマテラスとの子ではないはずです。

IMGP6742-1.jpg

なんともすがすがしい滝が流れておりました。
(続く)
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