宇宙はハーモニーに満ちている

惑星や衛星の公転周期に見られる「軌道共鳴」は、太陽系の外側の2惑星である海王星と冥王星の間でも起こります。
前者の公転周期は165年、後者は248年で、その比はほぼ2:3です。
音階で言うと、ドとソの関係になります。ドとソは完全五度で協和音とされていますね。

で、実はこの「協和音」のおかげで、冥王星は海王星の軌道と交差している(実際は0・1天文単位離れている。1天文単位は太陽と地球までの距離)にもかかわらず、安定な軌道を保っているのだと考えられています。というのも、公転周期が2:3の共鳴関係のおかげで、常に「交差点」よりも遠いところで、二つの惑星が接近するというリズムになっているからです。もし軌道共鳴がなければ、いつか「交差点」の近くで両惑星が接近することになり、今の安定した軌道は得られることはなかったであろうということです。

このほかの軌道共鳴の例としては、土星の衛星であるミマスとティティスは4:2、エンケラドゥスとディオネ2:1、タイタンとヒペリオン4:3などがあります。実際にどんな音を奏でているかは別にして、やはり宇宙にはハーモニーが厳然として存在することがわかります。

宇宙のハーモニーの例として、ほかに自転周期と公転周期が等しくなる「自転と公転の同期」があります。一番身近なのは、地球と月の関係がそうですね。月は自転周期と公転周期が同じ約27・32日なので、常に地球に同じ面を向けています。この「自転と公転の同期」は、火星のフォボス・ダイモスや、前回紹介した木星の4つの衛星(ガリレオ衛星)など、太陽系の惑星にある、ほとんどの衛星に見られる現象でもあります。

つまり、音楽であると呼べるかどうかは別にして、宇宙にはハーモニーがあるわけです。
ということは、宇宙の原初から存在している素粒子が奏でるハーモニーもあるはずです。
ピタゴラスやプトレマイオス、それにケプラーらが追い求めた天界のハーモニーの法則もいつか解明される時代が来るのではないでしょうか。
(続く)
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