「あ」と「い」の神が融合して「あい」が生まれる

50音のそれぞれに神が宿り、それぞれがこの宇宙において一定の働きをするという考えは、竹内文書の関係者の間でもよく知られていたようです。たとえば、天津教教祖の竹内巨麿と御嶽教時代から親交があり、巨麿が特高に弾圧されたときも巨麿を弁護した高畠康寿氏は、『神字起源解』の中で、自然の陰陽直運五生の働きが51音の組み合わせで説明できると力説しています。宮下文書や竹内文書を研究、実地調査して、富士王朝がかつて存在したと結論付けた加茂喜三氏も、『富士の古代文字』の中で、50音に秘められた言霊の重要性について述べています。

加茂氏によると、天日霊(アヒル)文字の「ア」は○の下に一と書きますが、これは夜明けに太陽が地平線に上がった瞬間を写し取ったものだといいます。で、高畠氏も「ア」は太陽がまさに昇るときで、「朝」「新」「有」「赤」「暑」の言霊があるといいます。天地の「天」も「あ」から成っていますね。そう考えると、「あ」には「開ける」とか「明く」という働きに関係する神が宿っていると見なせます。英語のアルファベットも「A」で「あ」と読めますね。加茂、高畠両氏が書いているように、アラーの神の「ア」も、アーメンの「ア」も、「天」なのかもしれません。

加茂氏はまた、「あ」の神様を祀った石碑もあると言います。それが天日霊石(あひるいし)。以前紹介した河口湖の浅間神社のそばにある、台座とその上に置かれた球体の石(石球)がそれですね。形は確かに、どこから見ても「○」とその下に「一」の「あ」の神代文字です。秋山眞人氏はこの石碑は古代ピラミッドの名残であると見ています。こうした石球は富士山ろく周辺に多く散在しています。

同様に高畠氏の神字解を読み解くと、太陽と月陽がとの気が入る瞬間に現れる神が「い」ということになります。意味としては「入」「曰(いわく)」「到」「命」「今」だというんですね。

この古神道的な言霊・音霊の考えだと、50音すべてにこうした性質の神が宿っています。さらに言えば、たとえば「あ」と「い」の神が融合して「愛」が生まれたり、「合」や「会」が誕生するとみたわけですね。すべてが言霊の振動によって生成される、と。
(続く)
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