謎の交点Xとピラミッド石

昨日は京都で五山送り火が行われましたね。陰陽師が秘した古代の五芒星に、いったい何人の方が思いを馳せたのでしょうか。

さて、新著『竹内文書と平安京の謎』にも書きましたが、「飛騨王朝」の霊峰・位山は、「富士王朝」と「越王朝」、それに「白山王朝」や「古代大和王朝」を結びつける非常に重要かつ神聖な山であったのではないかと思われます。その位山・飛騨王朝を中心とする古代通信網の推測図が182ページの図4-6です。

たとえば、白山と位山を結んだ直線は、羽根のある神奈川県秦野市の大山に至ります。地図には示せませんでしたが、位山と船山を結ぶと、それは富士山に向かう直線となります。また、天空浮舟が飛び立った鑓ヶ岳と位山を結んだ直線は、吉野の船岡山を結んでいます。

越王朝から富士王朝へ直接、伝わる相互通信網もあったように思われます。というのも、越国の二上山、富山市の羽根、尖山を結んだ直線は、明確に秦野市の大山を指し示しているからです。緊急用の北アルプス越えの通信網ではないでしょうか。

こうした北陸・中部地方から近畿地方、関東地方にかけて縦横無尽に引かれたと思われる古代通信網の中で、興味深いのは夏至の日の出ラインと日の入りラインを使った妙です。伊勢の二見ヶ浦にある夫婦岩は、夏至の日にその夫婦岩の間に見える富士山から日が昇ることで知られています。つまり富士山と夫婦岩は夏至の日の出ライン上にあるわけですね。一方、夏至の日の入りのライン上にあるのが、岐阜県の笠置山、伊豆の下田富士、それに鵜渡根島です。

この後者のラインが思いつきでも偶然でもないことがわかるのが、笠置山山中に置かれた謎のピラミッド石の配置です。山中に置かれた高さ2メートルほどもある巨大な3つのピラミッド型の石は、笠置山の山頂に向かってまさに夏至の日の入りライン(冬至の日の出ライン)上に配置されているからです。このピラミッド石を置いた古代人は、夏至の日の入りライン(冬至の日の出ライン)を意識していたのは明明白白なわけです。また、下田富士の山頂に立てば、夏至の日の入りライン(冬至の日の出ライン)をよりはっきりと感じることができます。夏至の日に真後ろに沈んだ夕陽が、寝姿山の武山越し、はるか遠くの水平線上に浮かぶ鵜渡根島を赤く染める光景を目撃できるからです。また冬至の日にはその鵜渡根島から昇る日の出を見ることができますね。そしてこの直線の延長線上に笠置山があるわけですから、偶然のはずはありません。

さらに面白いのは、富士山と夫婦岩の結んだ夏至の日の出ラインと、笠置山と下田富士を結んだ夏至の日の入りラインは、静岡県の大井川の峡谷で交差することです。図4-6の「X」の位置です。ちょうど大井川の峡谷で交差するというのは、非常に怪しいです。しかも、下田富士からこのXまでの距離は、下田富士から大山までの距離にピタリと一致するんですね。近畿地方では、こうした謎の交点にはスサノオを祀った出雲系の神社がありました。でも、この「X」に何があるのか、私もわかりません。

測量上は夏至の日の出ラインと日の入りラインという左右対称線が交差する場所ですから、極めて重要です。
それ以外にどのような意味が隠されているのか、今後の調査・研究が注目されますね。

今日の写真は、以前にも掲載しましたが、下田富士から見た鵜渡根島と利島。

DSC_0192-1111.jpg

手前の山は寝姿山の女性の頭に当たる武山です。武山越しの水平線に二つの綺麗な円錐形の山(島)が見えますが、左が利島で、右が鵜渡根島です。
(続く)
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