ひな人形の位置が関東と関西で逆になる理由

エイヴベリーの大ヘンジやニューグレンジのような左右対称ラインの交点に相当する日本の縄文遺跡が、黒又山です。
既にご紹介したように黒又山は、岩手県の御所野遺跡と秋田県の伊勢堂岱遺跡を結んだ、北緯四〇度一二分の緯線を底辺とする二等辺三角形の頂点に位置しているわけですから、完璧な左右対称ラインの交点です。しかも、北東北の縄文遺跡や目立つ山を結ぶと、私が確認しただけでも少なくとも7つの二等辺三角形の頂点に黒又山は位置していますから、間違いなく同時刻相互通信の中心地(中心施設)であったと考えられます。

だけど、古代日本にあったと思われるこうした同時刻相互通信の中心地は黒又山だけではありませんね。
岐阜県高山市の位山もそうです。「竹内文書」では「神々の降臨地」とされているところでもあります。
実際に、位山から正射図法を使って16方位線を引くと、見事に「羽」という地名や目立つ山がその直線上に並んでいました。
『正統竹内文書口伝の「秘儀・伝承」をついに大公開!』(ヒカルランド刊)の26ページの図がそうです(それについての解説は『正統竹内文書の日本史「超」アンダーグラウンド3』の308ページのコラムをお読みください)。

この位山にはどうやら秘密が隠されています。
正統竹内文書の口伝継承者竹内睦泰氏によると、位山のイチイの木で作った笏に「ス(主)の神」を降ろす「位山の神事」は、神主にとっての「最高の神事」「究極の神事」なのだそうです。

と、ここまで書いて思い出すのが、京都大学名誉教授宮崎興二氏からいただいた『江戸の<かたち>を歩く』(祥伝社黄金文庫)です。宮崎氏はその本の「祈りの形」の中で、関東と関西では、ひな人形の位置(関東では男びなが向かって左、関西では右)が逆になることに着目、何か特別な意味が隠されているのではないかと考えました。結局諸説あり、明確な理由はわからないのですが、私は位山がその理由じゃないのかなと思うんですよね。

天皇はいまでこそ統治王ではありませんが、祈ることは今でもやっていますね。つまり祭祀王として活躍されているわけです。で、もし天皇が祭祀王(神主のトップ)で、位山の神事が最高の神事であるならば、位山が「神座」になるわけです。つまり関西から見れば東、関東から見れば西です。

そう考えると、なぜ関西では大和の二上山のように東側に男山、西側に女山が来て、関東では筑波山や日光山のように西側に男山、東側に女山が来るのかも何となく納得してしまうから不思議です。当初私は、標高が高い方が男山なのだろうぐらいにしか思っていませんでした。ところが、筑波山では標高が高いほうが女体山になっているんですね。では、位山の北にある富山の二上山はどうかというと、男女別がないんですね。位山の真北の呉羽丘陵にもありません。

まあ、これは単なる私の勘ですから、本当の理由はわかりません。
しかし位山を中心にして、左右対称になるのは偶然ではありえませんね。
少なくとも同時刻相互通信の中心となる「神聖な山」として鎮座していたはずです。
(続く)
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