縄文・環状列石ネットワークを構築していた古代測量技術集団

垣ノ島遺跡が縄文時代の重要な情報・通信センターであったことがわかるのは、他の縄文遺跡群との位置的関係です。
新著『竹内文書と平安京の謎』の235ページの図5-9をご覧ください。
噴火湾の対岸に室蘭市の測量山や、北黄金貝塚のある伊達市が望めるうえ、近くの500メートル級の山に登りさえすれば、遠く津軽海峡を越えた対岸に下北半島の恐山山地を見ることができたからです。つまり、ちょうど北東北と北海道の内陸部を結ぶ中継地であったことがわかるんですね。

そして事実、垣ノ島遺跡と、北海道および北東北の縄文遺跡を結ぶと、何本もの直線が引くことができ、垣ノ島遺跡がその中心点であることがはっきりします。そのことを示したのが、新著235ページの図5-9です。縄文遺跡群と目立つ山を結んだ、意味のある測量上の直線7本の交点にあるのが垣ノ島遺跡です。

その中でも最も注目に値する直線が、岩手県の樺山遺跡、湯舟沢環状列石、青森県の大石神ピラミッド、下北半島の恐山、そして海を渡って北海道・亀田半島の垣ノ島遺跡を通り、そのまま噴火湾の対岸の北黄金貝塚、洞爺湖、羊蹄山の東麓を抜けて、余市町の西崎山環状列石を結ぶ「環状列石ライン」です。樺山遺跡にも環状列石がありますから、北東北と北海道の3つの主要環状列石を一本の直線で結んでいます。大石神ピラミッドも環状列石に近い構造を持っていますから、4つの特殊構造を持つ石組み遺構を結ぶ直線であると言うこともできますね。

もちろん重要な中継所として使われた遺跡はほかにもあります。北海道洞爺湖町にある入江・高砂貝塚は、羊蹄山と北海道駒ヶ岳を結んだ直線上にあるだけでなく、余市町の大谷地貝塚と函館山を結んだ直線など合計8本の意味のある測量上の直線の交点にあります。道内最大規模の環状列石を有する森町の鷲ノ木遺跡も、ニセコアンヌプリ(南麓に環状列石)と津軽平野にそびえる岩木山(北東麓に環状列石)を結んだ直線、環状列石のある樺山遺跡、岩手山、岩手県八幡平市の釜石環状列石を結んだ直線、湯舟沢環状列石と八甲田大岳を結んだ直線、それに大湯環状列石と、3重の環状列石で知られる小牧野遺跡を結んだ計4本の環状列石に関連する直線の交点となっています。

これらの直線を偶然として片づけることはできませんね。間違いなく、縄文時代の日本にいた測量技術集団は、北東北と北海道の環状列石や主要集落を結ぶネットワークを構築していました。

今日の写真は北海道伊達市の北黄金貝塚。

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非常に見晴らしのいい高台にある縄文遺跡でした。
(続く)
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