ケルト民族の前にブリテン諸島にいた謎の民族(その9)

私は当初、ドルイドはケルト人の祭祀を執り行う神官のことだと思っていましたが、実はケルト人がブリテン諸島に来る前から神官職として独立して存在していたことがケルト神話に書かれています。そう、ダーナ神族の中にもドルイドがいるんですね。

たとえば、ダーナ神族のドルイドのフィゴルは、フォモール族との戦いで三本の火の流れを敵に送ることなどを新王のルーに約束しています。そのフォモール族にもドルイドがおり、王バロルが魔眼になったことに関係し、また「孫に殺される」という予言もフォモール族のドルイドによってなされています。ダーナ神族の4種の神器の一つ、ファールの石を所有しているのもダーナ神族のドルイドの長であるモルフィスでした。

つまり、ドルイドは吟遊詩人や鍛冶職人、魔術師、戦士などと同じ専門階級職のようなもので、その専門階級職の中でもおそらく王に次ぐほどの専門職であったのではないかとみられます。しかもフォモール、ダーナ、ケルトと、支配者の時代を超えて、存在した特別職であったわけです。

このドルイドと呼ばれる神官のおかげで、ケルト人到来以前のブリテン諸島の歴史が残されたことは疑問の余地はありません。ブリテン諸島にキリスト教が流入してきた後、その教会勢力に最後まで抵抗したのも、ドルイドであったのでしょう。五世紀以前にはドルイドが口伝継承していたのであろう歴史や神話、伝説も、やがてキリスト教的な解釈が加わり、変質したであろうことは想像に難くありません。まあ、これはしょうがないと言えばしょうがないことなんです。多神教に根差した異教徒の教えを、一神教のキリスト教が許すはずありませんからね。

何度も言いますが、それでも変質したであろうケルト神話の中に、5000年前にブリテン諸島に巨石文明を築いた民族に関するヒントが隠されているはずなんです。ダーナ神族の神話の中に、5000年前の巨石文明の謎を解くカギがあるはずだ、と。

で、このたび、その謎を解くカギの一つが見つかりました。
それが、今月30日に発売予定の新刊『竹内文書と平安京の謎』で紹介している、古代人が測量する際に使っていたであろう「高み結びの法則」です。

次回、それをニューグレンジや聖マイケルラインを例に挙げて、説明して行きましょう。
(続く)
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