シュメルー古代ギリシャー古代日本をつなぐアドニスの神話(その1)

テレビも無線も電話もない時代に、1万キロ近く離れた古代ギリシャと古代日本で、同じ神話を共有していたということは驚異的なことです。似たような物語なら世界中を探せば、そこらじゅうにあるように思います。ところが、ギリシャ神話と記紀神話は細部までまったく同じところがミソなんですね。

もし単純にギリシャに源を発する神話が、伝言ゲームのように中央アジアを経て日本に伝わっただけなら、これほど細部まで同じ神話になることはなかったはずです。実際、ギリシャと日本の間に介在する中央アジアや東アジアには、これほどまでに酷似した神話は残っていません。

ということは、古代ギリシャ神話の編纂に携わった一族、もしくは古代ギリシャ文明の構築に深くかかわった一族がそのまま、中央アジアや東アジアを経由して日本にたどり着き、その一族が記紀編纂に関与したと考えるのが妥当なんですね。

いったいどのような一族なのかは不明です。でも、ギリシャ神話やギリシャ文明の中にヒントはあります。

ご存知のように、ギリシャ文明もまた多神教です。その多神教文明からギリシャ神話が生まれました。で、その多神教がどこから来ているかというと、シュメル文明に端を発している可能性があることは既に指摘した通りです。つまり日本にギリシャ神話をもたらした一族は、シュメル文明からギリシャ文明への流れの中にあって、両文明の繁栄に一役買った一族であったかもしれないわけです。その一族が日本に渡って来た、と。

実は、その系譜をそのまま示す神話も残っています。それがギリシャ神話に登場するアドニスという神の物語です。アドニスという名前はセム語「アドン」に由来し、「主」という意味があります。アドニスは植物・農耕の神です。植物ですから、春の芽生え、夏の繁茂、秋の収穫、そして冬の枯死というサイクルからもわかるように、死と復活の神でもあるんですね。

これだけで記紀神話の大国主を想像した人はかなりの通ですが、その前にアドニスの神話を詳しく説明しましょう。その神話がどこから来て、日本でどうなったかを知れば、シュメルから、ギリシャを経て、日本へと続く系譜が浮き彫りになるんです。
(続く)
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