逃亡者モーセの犯した第一級殺人および死体遺棄事件について

獅子身中の虫とはこういうことを言うのでしょうか。

王女に助けられ王宮で育てられたモーセはすくすくと成長し、大人になりました。ある日、モーセが王宮を出て、ヘブライ人の居住区に行って見ると、ヘブライ人たちが労役でこき使われているのを目撃します。そのとき、一人のエジプト人がヘブライ人たちを殴打していたので、モーセは何と人気のないことを確認して、そのエジプト人を打ち殺したというんですね。

実はこれが凄いんです。おそらくモーセは成人、もしくは成人に近い年齢だったのでしょう。普通なら同胞が虐げられているのを見て、カッとなってその場で殺すところですが、モーセの場合は用意周到に、「左右を見回し、人のいないのを見て、そのエジプト人を打ち殺し、これを砂の中に隠した」と書かれています。冷静沈着な「人殺し」ですね。

言うなればこれは、未必の故意による殺人ではなく、積極的な意図、つまり殺意を持って周到に準備した第一級殺人および死体遺棄事件だったわけです。その確信犯がモーセ。ところが、ばれないと思った殺人事件はどうやら同胞が目撃していたようです。エジプト王にばれるのは時間の問題だと判断したモーセは逃亡者となります。事実、エジプト王はモーセの殺人を知り、モーセを殺そうとしたと聖書には記されています。

エジプト王からすれば、モーセのやったことは恩を仇で返す行為であったわけです。せっかく王宮で育ててやったのに、飼い犬に手を噛まれるとは、こういうことを言うのでしょう。

しかしながらモーセは非常に冷静な男ですから、エジプト王の追手を見事に撒いて、アラビア半島の砂漠地帯にあるミディアンという土地に逃げおおせます。そこで羊飼い(兼祭司)の娘と結婚、男の子にも恵まれ、「ヨセフのことを知らない王」もやがて亡くなり、モーセは幸せに暮らしました。
めでたし、めでたし・・・・・・・。
(続く)
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