人工山・ピラミッドを建造したのはミケイリノだった!

明治・大正時代に、日本を世界文明の起源と位置づけ、かつて日本民族が世界を支配していたとする「新史学」を熱烈に唱えた木村鷹太郎という日本史研究家がいました。とにかくすべてが日本中心で、ギリシャ神話も日本神話が起源になってしまいます。イザナギはゼウスで、スサノオはペルセウス、アマテラスは女神アテナといった具合です。

ここまで徹底していると逆に関心してしまうのですが、いかんせんほとんどの学者は相手にしないわけです。
私も当初、ずいぶんダジャレ好きな歴史研究家だな、ぐらいにしか思っていませんでした。
ところが正統竹内家にも、オヤジギャクのような伝承が伝わっているのだそうです。

その伝承の一つが、神武の兄の一人とされるミケイリノの話です。竹内氏によると、ミケイリノは全国各地に人工山・ピラミッドを造っていたというんですね。で、ミケイリノというのは世襲名で、建設大臣のようなものだとも言います。その証拠に、エジプトのピラミッドを建造した王は「ミケイリヌス」であると伝わっているではないか、これは決して偶然ではない、と。

ずいぶん大胆な説だなと思いつつ、一応調べてみました。
この該当するエジプトの王とは、ギザの三大ピラミッドのうち第三ピラミッドを建造したとみられるメンカウラー王のことです。この王について、ギリシャの歴史家ヘロドトスがミケリヌス(Mykerinos)という名で伝説を残しているんですね。つまりメンカウラーのギリシャ語読みがミケリヌス。確かにミケイリノと非常によく似ています。

これは偶然でしょうか。竹内氏は「偶然ではない」と主張しているわけです。

私はその可能性は否定しません。しかし、ピラミッド第一号とされるサッカラの階段ピラミッドを建造させた王はジェセル王であり、実際にピラミッドを設計、建造したのはイムホテプであるとされています。彼らも「ミケリヌス」の称号を持っていたという証拠は今のところ出てきていませんね。また、ギザの大ピラミッドを造らせたクフ王と「ミケリヌス」の関係もよくわかっていません。メンカウラーがカフラー王の息子で、クフ王の孫ではないかということがわかっているぐらいです。

このままでは、ミケイリノ=ピラミッド建造者説は分が悪いわけですが、イムホテプという謎の設計士兼建築士の存在を調べると、必ずしも口伝が荒唐無稽であると断定することはできないんですね。
(続く)
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