第二回イギリス巨石めぐりの旅63

次に訪れたのはカレッグ・サムソン(サムソンの石)と呼ばれるドルメンだったのですが、それらしき方向に向かったら行き止まりで海岸に出てしまいました。

海岸

もう一度、地図とにらめっこしたところ、どうやら海岸そばの崖の上に目指す巨石があるようです。

車を引き返して、崖の上に向かいます。

すると崖の牧草地にサムソンの石がありました。

サムソン

なかなか形のいいドルメンですが、支柱はいくつか倒れていました。

サムソン

ドルメンの中から見た外の風景。

サムソン

普段は羊の休憩所になっているそうです。

怪力サムソンが小指一本で建立したとか。

サムソン


見晴らしのいい場所にあるドルメンでした。
(続く)
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第二回イギリス巨石めぐりの旅62

次の巨石は、ペンブローク地方ニューポートの町はずれにあるカレグ・コエタン。

ドルメン

住宅地の真ん中の空き地に、垣根に囲まれて、たたずんでいます。

ドルメン

形のいいドルメンですね。動物が四足で立っているようにも見えます。
「アーサー王の岩」とも呼ばれているそうで、アーサー王自身が巨人であったという伝説もあるとのことでした。
(続く)

第二回イギリス巨石めぐりの旅61

29日の朝です。

朝

この日はウェールズ北西部スノードニア国立公園から南西部のペンブロークシャーの巨石群までまず移動します。
ペンブロークシャーも巨石がたくさんあり、特にドルメンが多い場所でもあります。

最初に訪れたのは、この「女神の子宮」という異名を持つ「ペントレ・アイヴァン」というドルメンです。石室墳墓であったとみられています。

DSC_0589-1.jpg

なぜ女神の子宮と言う異名を持つかと言うと、天井の石が腹部のように膨らみがあることと、6世紀のウェールズの吟唱詩人タリエシンの誕生神話があるからです。女神ケリドウェンが自分の息子のために知恵を授けるスープを作ったところ、別の子供グウィオンが間違って飲んですべての知恵を身につけます。怒り狂った女神を恐れて、グウィオンは魚やウサギに変身しながら逃げますが、最後に一粒のトウモロコシに化けたところを女神に食べられてしまいます。食べられたグウィオンが女神の腹から出たのが、吟唱詩人のタリエシンになったというお話。つまりこの場所がタリエシンの生まれた場所だというんですね。

巨石

このドルメンのある丘の南には、ストーンヘンジに使われているブルーストーンの産地であるプレセリ山地があります。このドルメン自体もブルーストーンでできており、しかもストーンヘンジができるずっと前に造られたとされているんですね。つまりストーンヘンジを造ったご先祖さまのお墓だった可能性もあるわけです。

この場所では、ドイツ人のツーリストと出会って、ドイツにはほとんどこうした巨石がないことなど、ちょっとした巨石談義に花が咲きました。
(続く)

第二回イギリス巨石めぐりの旅60

この日の午前9時半ごろ、スコットランド近くの農場を出発して、ウェールズに入り、巨石めぐりの旅を続けているうちに、もう夕方(と言っても、午後6時ごろで昼間のように明るかったですが)となってしまいました。ウェールズのアングルシ―島にはほかにもたくさん巨石遺跡があります。でも、どうやら全部は回りきれないようです。それにこの日泊まる予定の宿屋は、この島から1時間半ほど離れた場所にあるゲストハウスです。

見られなかった場所の巨石群は次の機会に回すことにして、スノードニア国立公園の山奥の高原にあるゲストハウスへと車を走らせました。

ゲストハウスへ向かう山道は、かなりくねくねしていて、ドライブのしがいがありました(笑)。
途中、スーパーに立ち寄って夕食の食材を買うなど道草をしたこともあるのですが、宿屋に着いたのは午後9すぎ、ちょうど夕陽が山の向こうに沈むところでした。

夕陽

午後9時15分ごろ、チェックイン。

日没

宿屋の入り口左上にある時計の針が、午後9時15分を指しています。

夕景が美しかったので、日没直後の風景をもう一度撮影。

夕闇

遠くの山の手前、丘の向こうに雲が漂っている風景がとても面白かったです。
(続く)

第二回イギリス巨石めぐりの旅59

次はディン・ドゥリフォルの支石墓です。
この遺跡の駐車場は比較的早く見つけたのですが、その後結構歩きました。
どんなところを歩いたかというと、こんなところです。

ウェールズ

牛たちが草を食べている牧草地の真ん中を歩くんですね。
しかも大雑把に方角を示している矢印だけが頼り。

ようやく見つけたのが、この支石墓です。

ウェールズ

かなり壊れており、原形がよくわからなくなっていました。
ところが写真撮影していると、奥から大きな牛が現れて、私たちを威嚇し始めました。

牛

まさに襲ってきそうだったので、撮影を早々に切り上げて、退散します。
ここは牛の楽園ですから、私たちはお邪魔虫でしたね。
(続く)

第二回イギリス巨石めぐりの旅58

次に目指した巨石はボドウィアの支石墓。

地図では近くなのですが、道が狭く、見通しも悪いため、恐る恐るの運転になりました。
とにかく道路の両脇は人間の身の丈以上の植物が生い茂っているため視界が悪く、対向車が来ていても直前までわからないんですね。そのため、まるで迷路の中を手探りで走っているようでした。

何回か曲がる場所を間違えましたが、なんとかたどり着いたのがここです。

石室墓

牧草地に柵で囲われて、ポツンと立っておりました。

石室墓

一本は倒れてしまいましたが、もともとは5本の石柱で支えられたドルメン(支石墓)。
遠くから見るとマッシュルームのような、丸くてかわいらしい感じのドルメンでした。
(続く)

第二回イギリス巨石めぐりの旅57

コンウィそばの山中にあるドルイド・サークルを後にして、次の向かったのが、ウェールズの北西部にあるアングルシ―島の巨石群でした。

島と言ってもフェリーで渡る必要はなく、本土とは橋で結ばれています。
とにかくこの島は、石器・青銅器時代の遺跡が所狭しと集まっているところでもあります。

詳細な巨石マップを事前に入手してありましたので、その地図とにらめっこしながら、巨石群を探します。

最初に見つけたのが、ブリン・ケスリ・ディーという石室墓でした。

ウェールズ

上の写真でいうと、中央の牧場奥、林の手前に見えるこんもりした丘がその石室墓です。

車を止めて、牧草地のわきを歩いていきます。

ウェールズ

そして見えてきたのが、こちらです。

石室墓

ヘンジのように溝と土塁がめぐらせてあります。

こちらが入り口。

石室墓

狭いですが、中に入っていけるようになっています。

石室

中の石室には、白っぽい石柱が立っていました。

石柱

石室の中に石柱がポツンと建っているのは珍しいです。

石室墓の外側には、レプリカですが、アイルランドの巨石群で見られたような模様が刻まれた別の石柱が立っていました。

石柱

アイルランドは目と鼻の先ですから、この模様からも文化的な交流があったことがよくわかります。

第二回イギリス巨石めぐりの旅56

巨石遺跡の写真を撮った後は、再び1時間ほどかけて車を置いた場所まで戻ります。

ウェールズ

羊と牧草以外には何もない、空と雲と遠くに海があるだけの世界です。
ようやく車を置いた場所が見えてきました。

ウェールズ

並木の途切れた場所に車を置いています。
そこに向かって斜面を下りていく途中、空を見上げると、不思議な雲が・・・

空

まるで何か楽しそうに踊っている雲です。

空

緑と青と白の世界ですね。
でも先を急がないといけません。
車に乗り込んで、次の巨石を目指しました。
(続く)

第二回イギリス巨石めぐりの旅55

丘の中腹にあるドルイド・サークルまで登っていきます。
これがそのドルイド・サークルと名付けられたストーンサークルです。

ドルイド・サークル

しばらくここで写真撮影をしていたのですが、このサークルから数十メートル離れた、さらに標高の高いところに、別の巨石群があることに気づきます。

巨石

これは奇妙な石の配列です。何の建造物でしょうか、ほぼ長方形に石が並べられていました。少なくともストーンサークルとの複合施設であったのは間違いないでしょう。

もうちょっと、上に登ったところから、最初に見たドルイド・サークルを撮影します。

ドルイド・サークル

見晴らしの良い丘の中腹に建造されたことがよくわかりますね。
(続く)

第二回イギリス巨石めぐりの旅54

40分ほど歩いたころでしょうか、ようやく巨石が目立つようになってきました。

巨石

そして、列石が登場。

巨石

誰かが意図的に石を一直線に並べています。

巨石

ダートムーア国立公園でもそうでしたが、列石には道標の役割があるように思うんですね。
つまりドルイド・サークルはこの直線の先のどこかにある可能性が高いんですね。

そして案の定・・・

巨石

遠くの丘の中腹にそれらしき巨石構造物が現れました。

その手前には、遠くマン島を望む展望台のような巨石とその手前に腰かけるのにちょうどいいような石が並べられておりました。

巨石

巨石の右に見えるのは羊ですので、お間違いなく(笑)。
(続く)

第二回イギリス巨石めぐりの旅53

コンパスも詳細な地図もなく、たぶんこっちの方だろうと見当をつけて、ドルイド・サークルを探して歩きます。
見渡す限り牧草地という感じです。

ウェールズ

10分ほど歩いたでしょうか、うれしいことに案内板がありました。

ウェールズ

どうやら道は合っていたみたいです。ただしこれが最初で最後の案内板であるかもしれませんから(実際、もう一回だけ「ドルイドサークル」の矢印があっただけで、本当に最後の案内板でした)、一生懸命地形を頭に入れます。

二岐の道も間違えずに、地図に記してあった方角に進みます。

ウェールズ

羊たちが、めったに来ない来訪者に警戒しています。

羊

あっ、巨石を発見!
と、思ったら・・・

羊

こちらをじっと見ている羊さんでした。
(続く)

第二回イギリス巨石めぐりの旅52

5月28日。農場を出た私たちが次に向かったのは、ウェールズでした。
私がウェールズを訪問するのは、1981年7月4日にウィンブルドンの決勝でマッケンローがボルグを破ったのをウィンブルドンで(実は混んでいて中に入れず、宿泊先のB&BのTVで)見た翌日、アイルランドに行く途中に立ち寄って以来ですから、実に31年ぶりです。

私は当時、ウェールズ・カーディフ出身のイアンとテニスのダブルスを組んで試合に出ていましたので、ウェールズというとイアンを思い出します。とにかくバックハンドのハイボレースマッシュが非常にうまいプレイヤーで、ずいぶん助けられました。イアンはフランス文学専攻で、私も彼と同じクラスを取っていました。

当時我々の大学チームはバース大学、ダラム大学などを破って準々決勝まで進んだのですが、ロンドン大学にあえなく敗れ去りました。当時の学生新聞には、活躍した選手の一人として私の名前も載っています。

さて、そのウェールズのコンウィです。

ウェールズ

ここのインフォメーションで巨石の情報を集めて、行き方などを教えてもらいます。

ウェールズ

綺麗な山ですね。

「ドルイドのサークル」というストーンサークルがある山を目指します。
ところが、道を曲がり損ねて、別の尾根に来てしまいました。

ウェールズ

ハイキングコースのある綺麗な場所だったので、記念に撮影したのが上の写真です。
態勢を立て直して、今度は曲がる道を間違えずに、細い山道を登っていきます。
駐車スペースを見つけたので、そこで車を止め、急な斜面を登っていきます。
ある程度、登ったところで後ろを振り返ると、このような景色でした。

ウェールズ

「ドルイドのサークル」へは、駐車場から一時間ほど歩くと言われていましたから、まだまだこれから先があります。さあ、ちゃんと見つけることができるのでしょうか。
(続く)

第二回イギリス巨石めぐりの旅51

5月27日はスコットランドからイングランドに入り、二年前の旅行の際に宿泊したカーライルのそばにあるベッシーズタウン(エリザベス一世が訪問したという伝説がある町)の農場兼ゲストハウスに宿泊しました。

こんな感じの農場です。

農場

ここはなんといっても、内装が素晴らしいんですね。
一枚だけそのインテリアをご紹介します。

農場

このゲストハウスの周りも自然が豊かです。

農場

農場ですから、羊も飼っています。

農場

ただ、残念なことに二年前に泊まった時に出会ったご主人のジャックと奥様はブラックプールに旅行に行っていて不在。代わりに娘さんとそのご主人が接待してくれました。

その娘さんおご主人は、パンアメリカン航空103便爆破事件(通称:ロカビー事件。1988年12月21日に発生した航空機爆破事件。リビアが関与したテロ事件とされている)で航空機がロカビーに墜落する20分前に、仕事でたまたまその墜落現場に居合わせたのですが、辛うじて難を逃れたのだと話していました。そのリビアの容疑者は、一週間前の5月20日に死亡してニュースになっていましたから、興味深い偶然の一致でした。

この農場では、いつも洗濯をさせてもらいます。
洗濯が終わった午後10時半ごろ、ようやく日が沈みます。

どこまでも見渡せるような農場の夕暮れです。

農場
(続く)

第二回イギリス巨石めぐりの旅50

翌5月27日は、再びスコットランドを南下して、ダンフリーズの北約5キロの場所にあるホリーウッド村のストーンサークル「12使徒」を訪ねました。

最初、すぐそばを通ったのですが、生垣の向こうの牧草地にあったので見逃してしまい。行き過ぎてから、戻ってきてやっと見つけることができました。

でも珍しく、ちゃんと案内板も付いていました。

12使徒

柵を動かして牧草地の中に入ると、「12使徒」が待ち受けていました。

12使徒

「12使徒」というぐらいですから、12の巨石からなります。ただし一つは破壊されており、わかりずらくなっています。

使徒のいくつかをご紹介しましょう。

12使徒

ちょっと角ばった石柱のような巨石ですね。

次はこちら。

12使徒

ずんぐりむっくりした使徒さんです。

こちらは・・・

12使徒

スフィンクスが寝そべっているようにも見えます。

かつてはブリテン島で7番目に大きな威容を誇るストーンサークルだったそうですが、破壊がかなり進んでしまったようです。ストーンヘンジやエイヴベリーと同じように巨大な土塁(カーサス)を含む複合施設だったことがわかっています。残念ながら、今ではそのような巨大施設の面影はまったくなく、ただ牧草地に12個の巨石が残っているだけになりました。
(続く)

第二回イギリス巨石めぐりの旅49

5月26日はロッホ・インヴァ―からロッホ・ロモンドまで、長距離の移動でした。
まずはネス湖を通過します。
途中、ちょっと車を止めて、ネッシーがいないかどうか、探索。

ネス湖

今日はいないみたいですね(笑)。
そして午後4時ごろ、無事目的地であるロッホ・ロモンド(ロモンド湖)に到着。
時間があったので、近くにショッピングに。
ロモンド湖でボート遊びなどして、みな楽しんでいるようでした。

ロモンド湖

夕食後、宿泊したゲストハウスの向かいにあるロモンド湖まで散策します。

ロモンド湖

そこで出会ったのは・・・

ロモンド湖

ロモンド湖畔の住人さんでした。
(続く)

第二回イギリス巨石めぐりの旅48

ロッホ・インヴァ―に朝が来ました。

朝

5月26日は、スコットランド・ハイランド地方を南下して行きます。
アドヴレック城の跡。

お城

もうすっかり、自然の中に溶け込んでいる城址です。
しばらくハイランドらしい風景が続きます。

自然

山と湖ーー自然しかない土地。

自然

黄色いゴース(ハリエニシダ)が青に映えておりました。
(続く)

第二回イギリス巨石めぐりの旅47

スコットランド北西部のロッホ・インバヴァーからイギリス巨石めぐりの旅のブログを再開します。前回の46回目は9月8日でしたので、お忘れの方はこちらをお読みください。

さて、話は5月25日にさかのぼります。ロッホ・インヴァ―のホテルに戻って夕食を取った後、バーのテラスに出て外で涼みながらビールで乾杯します。

ビール

ほかにも旅行者夫婦がテラスに出てきましたので、少しの間だけ、歓談します。
その夫婦は、地名は忘れましたが、エジンバラからそれほど離れたところではない町から、ハイランドの北西部に休暇でやってきたとのことでした。スコットランド人にとっても、このハイランドの北西部は特別な場所らしく、何度もこの場所に来ているようです。

部屋に戻っても、いつものように日が一向に沈みません。
すると、窓ガラスの向こうに大きな生き物が動いているのが見えます。

見ると、鹿です。すぐにカメラを取り出して、パチリ。

鹿

部屋のすぐ前を鹿がよぎっていきました。

こうしてハイランド北西部の夜が更けていきました。

ロッホ・インヴァ―の夕景

(続く)

再び夕陽の写真

イギリス巨石めぐりの旅のブログはさぼって、再び夕陽の写真です。

夕陽

美しいですね。

夕陽

雲が夕陽の前を横切って、いい感じになりました。

10月31日に撮影しました。

ピンクの夕陽

今日はちょっとふざけて、ピンクの夕陽です。

ピンクの夕陽

ちょっとコントラストと明るさを変えて、紫ピンクに囲まれた黄身のような夕陽です。
こうすると、幻想的ですね。

今日の夕陽と富士山

本日の夕日です。

夕日

こちらでも風の禊があり、夕焼けは綺麗に映えました。

富士山の上には、巨大な母船のような雲が出ています。

富士山

日が沈んだ後は、いつものように青い富士山が現れました。

富士山

本日、『竹内文書の日本史「超」アンダーグラウンド3』の初稿を仕上げ、出版社に送付しました。
これから、校閲などいろいろな作業に入る予定です。
長らくお待たせいたしました。これで少し時間が空きましたので、イギリス巨石めぐりの旅のブログも再開できそうです。

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白山菊理姫竹内文書

Author:白山菊理姫竹内文書
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