富士山のレンズ雲

3日ほど前、イギリスのニュース番組をぼんやりと見ていると、富士山という言葉が耳に入ってきます。ユーラシア大陸の反対側にある島で日本のニュースを聞くことはめったにないので(なにしろ日本の首相がかわったぐらいではこちらではニュースになりませんから)、何だろうと注目すると、写っていました富士山のそばに現れた巨大なレンズ雲。これはすごいですね。特別な気流のときにしか現れない珍しい雲です、と説明していましたが、私もこんなにすごいレンズ雲にはお目にかかったことはありません。まさにUFO雲。日本にいれば撮影できたかも、と少し残念な気持ちもありました。でも、海外でこのようなニュースに触れるのもまたおもしろい経験です。

このレンズ雲にもいろいろな意味があるようですが、それはまた別の機会に語りたいと思っています。
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第二回イギリスの巨石をめぐる旅6(The Devil's Arrows)

ケンブリッジに二泊した後、さらに北に向かい、今度はハロゲイツを目指します。
お目当ては、ハロゲイツからちょっと行ったところにある北ヨークシャー州ボローブリジのThe Devil's Arrows(悪魔の矢)と名付けられた立石(メンヒル)の列石です。

ボローブリッジまで行けばすぐに見つかるかと思ったら、それらしきものが見つかりません。スーパーで道を尋ねて探してもないんですね。後でわかったのですが、いずれもあと20~30メートルほど離れた場所まで行けば見えたのですが、途中で引き返したり、通り過ぎたりしていました。

埒が明かなかったので、とうとうボローブリッジのインフォメーションセンターへ。
結果的にはこれが一番の正解でした。なぜならここでThe Devil's Arrowsへの正確な行き方がわかっただけでなく、各種資料を入手することができたからです。おまけにThe Devil's Arrowsの写真までもらってしまいました。

The Devil's Arrowsは今では3個の列石でできています。

まず一本目がこれです。

The Devil's Arrows

この場所はすでに通った場所でしたが、木立の中にあったのでわからなかったんですね。

そしてこの立石に向かい合うようにして畑の中に二本の巨石が立っています。

The Devil's Arrows

これが三本の「悪魔の矢」です。
でも悪魔でもなんでもない、少なくとも非常に精度の高い天体観測装置なんですけどね。
そのあたりの説明は次回ということにいたします。
(続く)

第二回イギリスの巨石をめぐる旅5

ケンブリッジ市内もご紹介しましょう。
私もケンブリッジを訪れるのは初めてです。
このような感じの町です。

ケンブリッジ

ケンブリッジ

市場が開かれていました。結構活気がありましたよ。
そしてケンブリッジと言えば、大学ですね。

ケンブリッジ

13世紀初頭、町の人々と対立してオックスフォードから逃れてきた学者たちがこの地に住み着き、研究・教育活動を始めたのを起源とする大学です。大学としての公式な創立年度は1209年だそうです。ずいぶん古いですね。

ケンブリッジ大学は、31のカレッジから成る大学。
カレッジは「学寮」とも訳され、全ての学生は学部生・大学院生を問わず、どこか必ず1つのカレッジに所属することになっています。歴史的に見れば、カレッジは教師と学生が寝食を共にし、そこで共に学ぶという修道院の形態に由来しているそうです。

私も英国カンタベリーにあるケント大学ではダーウィンカレッジに所属していました。そこで文字通り他の学生たちと寝食を共にして勉強しておりました。何しろ授業もカレッジ内で行われますから、部屋から1分のところに教室がありました。当時の日本からの留学生は私一人。ほかにもう一人イギリス育ちの日本人がいただけです。とてもエキサイティングで面白い学生生活を送りましたが、今では遠い思い出になっています。
(続く)

第二回イギリス巨石めぐりの旅4

ワンドルベリーのヘンジ(環状土塁)を見た後は、同じくケンブリッジ近郊にあるチェリーヒルトンの遺跡に向かいました。

その名も巨人の墓。

巨人の墓

巨人の妖精「ゴッグ・マゴッグ」の丘の麓にあります。

その遺跡の道路を隔てて反対側にある「ロビン・フッド」というパブ兼レストランの敷地には、巨人?とみられる足跡が彫られた石もあることになっています。

インターネットで事前に場所を探して「ロビン・フッド」に行ったのですが、そこのウェイトレスに聞いても「そんな石のことは聞いたこともない」と言います。ネットには「駐車場の敷地内にある」と書かれているんですけどね。
そこであきらめて、店内で食事をしていると、さきほどのウェイトレスがテーブルまで来て「あったわよ。出口を出て左に歩いて行った店の角にあるわ。私も長い間ここで働いているけど、そんな石があるなんて知らなかったわ」と石の所在を教えてくれます。

そして食事の後、見つけたのが、この石。

巨人の足跡

まあ、足跡に見えなくもないですが、確かに「普通の石」のようでした。ウェイトレスさんが気づかなくても無理はありませんね(笑)。
(続く)

第二回 イギリスの巨石をめぐる旅3(聖ミカエルライン)

ホテルから見たケンブリッジの風景です。

ケンブリッジ

翌17日はケンブリッジ郊外にあるワンドルベリーを訪ねます。

二年前に聖マイケル(ミカエル)ラインというレイラインをご紹介しました。つまり西のコーンウォール州の聖マイケル山から聖地グラストンベリーの聖マイケルの丘、バロウ・ランプの聖マイケル教会跡などを結び、イングランドを南西から北東方向へと横断する直線です。

その聖マイケルラインの東にあるのが、ワンドルベリーの輪(Ring)になるわけです。
石の輪と言っても、巨大な土塁が築かれた二重の輪になっています。こちらがその構造物です。

DSC_0615-1.jpg

説明すると、中央の道が堀で、両端がリング状の土塁です。これがどのぐらい巨大なリングかというと、直径300メートル以上はあります。だからリングの外側を一周するだけで、結構な散歩コースになるわけですね。紀元前5世紀の鉄器時代の遺物が発見されていることから、その時代にはすでにできていたことになります。

私の印象としては、ストーンヘンジやエイヴベリーの外側の土塁と同じ構造になっていますから、その時代か、あるいは同じ知識を持つ人たちが後世に造ったリングであると感じました。

それからこのワンドルベリーのリングのそばには、石灰を使って描かれた、次のような巨大な地上絵が見つかったとされています。

妖精の地上絵

この地上絵は現在は見ることができません。
地元の研究家が発見したもので、巨人の妖精、もしくは神を描いたとされていますが、学者は懐疑的なようです。
いったいいつごろ書かれた絵なのか、何を描いたのか、聖マイケルと関係があるのか、謎のままだそうです。

近くの麦畑ではよく、ミステリーサークルが現れるとのことですから、何かUFOと関係があるのかもしれませんね。
(続く)

第二回 イギリスの巨石をめぐる旅2

雲間からイギリスの大地が見えてきます。

イギリスの雲と大地

とりあえずはメリー・ポピンズの気分ですね(笑)。ビッグベンなどロンドンの中心部やリッチモンド、キューガーデンがテムズ川沿いに眼下に広がっています。再びイギリスにやって来ました! 7か月ぶりのイギリスです。

5月16日、ロンドンのヒースロー空港に降り立つと、すぐにいつものレンタカー会社に直行します。
今回は初めてナビ付きにしました。これまではナビが1万5000円ぐらいしたので、経費節減のため「人力ナビ」でした(笑)。今回は8000円ぐらいで借りられるということだったので、予算の範囲内と判断、借りることにしたわけです。そうしたら何と便利なこと。当たり前ですが、郵便番号を入れると、予約したホテルまで音声付きでナビゲートしてくれます。

楽チンですね。これまで頭をフル回転させて、地図とにらめっこして、道順を覚え、道路番号を覚え、地形を覚えて、最後は4,5人に道を尋ねてようやく目的地にたどり着いていたのが嘘のようです。その代り頭を全く使わず、機械の言われるままに運転するので、道路をまったく覚えなくなりました。一概にどちらがいいとは言えませんが、時間の節約をするならナビ付きの車がお勧めですね。

そのナビによって導かれて付いたのが、ヒースロー空港から車で二時間北東に走ったところにある、ケンブリッジです。そのケンブリッジで私たちを出迎えてくれたのは、この夕焼け空と・・・

ケンブリッジ

・・・こちらのうさぎちゃんでした。

うさぎ

(続く)

第二回英国の巨石をめぐる旅(タイミング)

昨年のアイルランドの巨石をめぐる旅では、エリザベス女王のアイルランド訪問(英国君主としては100年ぶり)の時期と重なり、首都ダブリンではオバマ米大統領と鉢合わせすることになりました。今回のイギリスの巨石をめぐる旅第二弾では、天皇・皇后と同じ日にイギリスに到着し、エリザベス女王の在位60周年のお祭り騒ぎと、夏のように異様に暖かい天気が出迎えてくれました。アイルランドの旅も今回のイギリスの旅も、まったくそのようなイベントがあることを知らずに、何カ月も前(航空チケットの予約は前年)から旅行の予定を組むのですが、何か必ずと言っていいほど、大きなイベントと邂逅します。偶然は神ですから、そのようなタイミングには何か重要な意味があるのだと思っています。

そして悲しいタイミングもありました。私が14歳か15歳ごろから英国のペンパルとして文通していた、サッフォーク州に住むジュリーが今回の英国滞在中に亡くなったんですね。会ったのは1981年に一度だけ(チャールズとダイアナの結婚式の翌日に!)でしたが、40年近くにわたって誕生日とクリスマスには必ずカードやプレゼントのやり取りをする仲でした。今回31年ぶりに再会しようと思ったのですが、病が進んでしまっており、再会はかないませんでした。訃報を夫グレッグのメールで知ったのは、ウェールズの首都カーディフのホテル。その二日前、私たちがスコットランドのロモンド湖にいるときに亡くなったと書かれていました。1981年当時、ジュリーの父親は地方紙の記者をしており、当時学生だった私は彼から初めてジャーナリストのスピリットを学んだように思います。新聞記者志望だった私にとっては非常に貴重な経験でした。そして何よりも私の英語力を高めてくれたのは、ジュリーです。ジュリーと英語で手紙をやりとりすることによって(かなり苦労した記憶ばかりですが)私は生きた英語を学ぶことができました。ユーラシア大陸を挟んだ反対側にジュリーがいてくれたことに感謝せずにはいられません。帰国して自宅の郵便受けを見ると、私宛のジュリー最後の誕生日カードが届いておりました。計算すると、私の誕生日のちょうど一週間後に亡くなっていたんですね。グレッグには日本に帰ってからお悔みのメールを送りました。参列することはできませんが、ジュリーの葬儀は今月11日に執り行われるそうです。

訃報を聞いた翌日の朝、カーディフのホテルの窓から外を見ると、中央部分が人の顔にも見える雲が目の前に出現していたので、撮影しました。

Julie

ジュリーが来ていたのかもしれませんね。

オークニー諸島の巨石

スコットランド北にある最果てのオークニー諸島。
その本島にある巨石の一つです。

夕陽と巨石

夕陽が沈み行く中、静かに、時をただ刻むようにたたずんでおりました。

第二弾 巨石をめぐるイギリスの旅

今日、と言ってももう昨日ですが、巨石をめぐるイギリスの旅から無事帰ってまりました。

現地に16泊する18日間の旅。ケンブリッジから始まって、ヨークシャー州のハロゲイツ、スコットランドの首都エジンバラ、カシミアで有名なエルギン、サーソーと主に東海岸を北上し、実に32年ぶりに北端にあるオークニー諸島に上陸。有名なリング・オブ・ブロガーとの再会を果たしました。その後は西海岸を南下、ロッヒンバー、ロモン湖、カーライルを経て、ウェールズの北西部、南西部、そして首都カーディフを初めて訪問。最後はロンドン近郊のキューに二泊して6月2日に帰ってきました。

天皇・皇后と同じ日にイギリスに旅立ち、滞在中はずっと暖かい晴天が一緒についてきてくれているように晴れ続け、最後はエリザベス女王即位60周年の祝賀ムードにあふれるロンドンでイギリスの旅が終わります。すると、帰ってきた日本で私たちを出迎えてくれたのは、逗子の花火でした。

そういった不思議な出会いを含めて、これからのんびりと今回の旅の日記をアップしていこうと思っています。

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