大取材旅行からの帰国と帰国後に待ち受ける校正作業

昨日、三週間に及ぶ大取材旅行から帰ってまりました。
今回はスコットランドに10日、イングランドとウェールズに10日という日程でした。
そして帰国後すぐに待っているのは、校正作業です。

今度の本はこちらです。

出張先でもパソコンを使って作業を進めていたこともあり、二日ほどで終える予定です。
秋山氏もこちらのYOUTUBEで新刊について語っておりますので、ご覧ください。
発売予定は7月11日。
カバーが面白いんです。出来上がりましたらまたご紹介します。
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テニスと宗教

音楽の謎に迫る前に、宗教の話をしておきましょう。
私は常々公言しているように無宗教派です。でもそれは神を否定しているわけではないんですね。
神が存在することは分かったうえで無宗教なんです。この話をするとすぐに思い出すのが、クエートの友達のことです。

昔イギリスの大学に留学していたとき、クエートから来た留学生のワエルと仲良くなり、よく一緒にテニスをしました。
彼は自称クエートのナンバーワンプレーヤーで、確かに腕力は強かったですからパワフルなショットを打つこともありました。でも、どう贔屓目に評価しても、クエートにはもっと強いプレーヤーがいたはずです。というのもワエルは、私と何回試合をしても一セットで一ゲームぐらいしか取れません。大体は私が6-0で勝っちゃんうんですね。

そんな彼が一度、自宅に私を招待してくれました。かなりのお金持ちですから、学生なのにイギリスに家を買って、そこで奥さんと暮らしていたんですね。貧乏学生だった私は、もうびっくりです。

で、食事をし終わって談笑していたとき、ワエルが急に私の宗教は何かと聞くんですね。私は無宗教だと答えると、ワエルは驚愕して、「お前は神を信じなくて、どうやって生きているのか」と私を問いただします。私が「必要ないからだ」と答えると、ワエルはさらに飽きれて「人は神なしでは生きられない。頼むから、キリスト教でもイスラム教もでいいから、宗教に帰依してくれ」と言います。そこで私は仕方なく、「お前は神を信じるためにどこかの宗教に入れと言うが、神と本当につながる方法は宗教ではなく、自分自身だ。神は外にではなく、自分の中にある。神は信じるものではなく、感じるものなのだ」と持論を展開します。ワエルはその考えを聞いてびっくりしていました。おそらく、このような考えには出会ったことがなかったのではないでしょうか。

私のこの哲学をワエルが理解してくれたのかどうかはわかりません。その後もほぼ一年間ずっと仲良くテニスをしました。私はテニスのレギュラー選手に選ばれ、大学のためにずっと試合に出ておりました。一方彼は選ばれず、不満を漏らしていましたが、私から1ゲームしか取れないのでは選ばれるはずはありませんね。

留学後はワエルとは音信不通となりました。その後イラクのクエート侵攻から始まって湾岸戦争が勃発しましたが、彼がそのとき生き残ったのか、どうなったかは確認する術もありません。ただ言えることは、彼が留学中にテニスと宗教で強烈なインパクトを受けたのではないか、ということです。それが彼にとって良かったのか悪かったのかは、「神のみぞ知る」ですね。

さて、この私の宗教哲学に最も近いのが、実は古神道なんですね。
(続く)

2015年版ジョージ・オーウェル「アニマル・ファーム」な世界

昔あるところに、嘘つきで稚拙で幼稚で傲慢で頭の狂った畜産家がおりました。
その畜産家は、隣の大地主と組んで、自分の飼っている羊を効率的に食肉工場へ送り込むシステムを考案します。

まず従順な羊たちに狼の話をします。「狼がお前たちを殺しにやってくる。だからお前たちの安全を守るために、このベルトコンベアーに乗りなさい」というわけです。まさか、そのベルトコンベアーが食肉工場に直行するとは思わない羊ちゃんたちの50%は、「狼に食べられたら大変」と急いでベルトコンベアーに乗り込みます。

だけど「何かおかしいな」とベルトコンベアーに乗るのを躊躇している羊もいるんですね。畜産家にとってはけしからん話です。
そこで畜産家は羊の目の前に人参をぶら下げます。でもまさか、羊は人参なんか食べませんよね。
でも、その人参に釣られて、ベルトコンベアーに乗ってしまう羊もいるんです。不思議ですね。

しかし困ったことに、まだベルトコンベアーに乗らない羊がいるんです。
そこで畜産家は強行手段に出ます。エサをベルトコンベアーの上で食べさせたんですね。
お腹がすいて困った羊はすぐにベルトコンベアーに乗り込みます。

それでもまだ、言うことを聞かない羊たちがいます。本当にけしからんですね。
羊たちは畜産家に聞きました。「ベルトコンベアーの先には何か良からぬものがあるんではないですか?」
畜産家は答えます。「そんなものはありません。バラ色の未来があるだけです。なによりもあなた方は狼から完全に安全になるんですよ。狼は完全にコントロールされます。狼は完全にブロックされるんです。安全は完璧に保証されます」
説得された羊はベルトコンベアーに乗りました。

だけど非常にけしからんことに、まだ疑う羊がいるんです。とんでもない話です。
疑い深い羊は恐る恐る聞きます。「ベルトコンベアーの先は食肉工場ではありませんか?」

そうした聞き分けのない頑固な羊に畜産家は落ち着き払って断言しました。「そんなことはありません。あなた方が安全に効率的に暮らせる平和があるだけです。食肉工場など無いと言ったら無いんです。私は総理大臣なんですよ。その総理大臣の私が言っているんですから、そんなことはないんです」

さあ、素晴らしい畜産家を信じて、声を上げない従順な羊さんたち! さっさとベルトコンベアーに乗って、大地主に美味しく食べられておしまいなさい。めでたし、めでたし。
(続く?)

近況

ただ今昼寝中です。

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師走の大掃除

師走の夕陽。

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さて、今年も残すところあとわずか。
今日は大掃除の日となりました。

蔵から埃の被った本を取り出して整理、蔵を宝の神殿にする所存です。

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