マラルメの夏館 「ヨーロッパ旅行(25412)」

パリに着いた翌日は、フォンテンヌブローへ移動します。

フォンテンヌブローでは、宮殿の前にあるホテルに二泊しました。
これがそのホテルです。

hotel

なかなか綺麗で快適なホテルでした。

荷物を置いて、セーヌ河畔の村ヴァルヴァンにあるマラルメ記念館へ。

mallarme

美しい庭ですね。19世紀フランスの象徴派の詩人ステファン・マラルメは晩年、この別荘で過ごしました。マラルメの夏館と呼ばれているようです。

今では記念館になっていて、マラルメの扇や自筆の手紙、使っていた家具などが展示されています。

マラルメは以前、このブログで何回も取り上げましたので、ご興味のある方はこちらへ飛んでください。
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ロンドンのミュージカル 「ヨーロッパ旅行(25412)」

私がロンドンで初めてミュージカルを見たのは1975年、17歳の時でした。そのミュージカルは、『ジーザス・クライスト・スーパースター』。初めての本格的な観劇で、その時の感動は今でも鮮明に覚えています。

思えばそのとき、あの劇場という小さく、不思議な空間に弾けるように飛び回るエネルギーと一体化するという高揚感を初めて知り、劇の世界に夢中になったのでした。そして大学で学んだのは、英文学と仏文学。英国の留学先をケント大学にしたのも、観劇のメッカであるロンドンとパリに近いという理由でした。長い休みを利用しては、ロンドンやパリで一番安い天井桟敷席で観劇をしながら、最終的な論文はフランス語で書いた『サミュエル・ベケットの演劇におけるゲームとプレイの概念』でした。

米国のハーバード大学やジョンズ・ホプキンズ大学で学んでいるときも、週末は観劇三昧の日々でした(笑)。

そして今回の旅行でも、ロンドンではミュージカルを5本も観劇しました。私の特にお気に入りで3回目の観劇となる『オペラ座の怪人』。パワーと迫力のある『レ・ミゼラブル』。映像や光によるイル―ジョンを駆使した『ゴースト』。踊りを豊富に盛り込んだ『ビリー・エリオット』。そして、すぐに私のお気に入りミュージカルに加わった『ウィケッド』の五本です。

最後の『ウィケッド』は、『オズの魔法使い』を題材にしたミュージカルということだったので、ちょっと子供向けなのかなとあまり期待していなかったのですが、どうしてどうして、素晴らしい物語と音楽でした。

曲の中で特に素晴らしかったのは、『Defying Gravity(重力に挑戦する)』です。米テレビドラマ『グリー』でレイチェルとカートが歌っていたので「いい曲だな」と思っていたのですが、まさか『ウィケッド』の曲でしかも本当に重力に挑戦する歌だとは知りませんでした(笑)。

人々が信じ込んでいる物語の裏には、まったく知られていない異なる物語があったとするこのミュージカルの構成は素晴らしく、私としては多くの点で911テロのアメリカとダブります。恐怖を作り出し民衆を扇動した「オズの魔法使い」は誰だったのか。その操作のからくりにいち早く気づき、人が作り上げた「限界」ではなく、自分の心を信じて常識の殻を破り、たとえ一人でも空を飛んで自由になると決めた「西の悪い魔女」であるエルファバ。その対極としては、独善的なアメリカのキリスト教的良心の象徴である「いい魔女」のグリンダがいます。

なるだけ多くの人が、できるだけ早く、オズの魔法使いのカラクリに気づいてエルファバのように「変わって」ほしいと思わずにいられませんでした。

古代巨石遺構とイエイツゆかりの地を訪ねるアイルランド一周の旅30(イェイツの墓)

スライゴ―のイェイツ博物館を見た後、イェイツのお墓がある郊外のドラムクリフ・聖コロンバ教会まで車で出かけました。

あいにくの雨が降り続く天気でしたが、カメラが濡れないように注意しながら撮影します。

これがそのイェイツのお墓。

yeats

墓碑には、晩年に書かれた「ベンブルベンの麓にて」と題する詩の最後の3行が刻まれていました。

Cast a cold eye
On life, on death.
Horseman, pass by!

冷ややかな目を向けよ、
生と、死に。
馬に乗る者よ、通り過ぎよ!
      

ご参考までに、「ベンブルベンの麓にて(Under Ben Bulben)」の第VI節を全文載せておきましょう。
生前書いた故人の墓碑銘であったことがわかりますね。
      
VI
Under bare Ben Bulben's head
In Drumcliff churchyard Yeats is laid.
An ancestor was rector there
Long years ago, a church stands near,
By the road an ancient cross.
No marble, no conventional phrase;
On limestone quarried near the spot
By his command these words are cut:
Cast a cold eye
On life, on death.
Horseman, pass by!

むき出しのベン・ブルベンの崖の下、
ドラムクリフの教会墓地でイェイツは眠る。
大昔、祖先はその教区の教師であった。
教会のそばの道端には古びた十字架が立っている。
大理石でもなければ、常套句も刻まれていない。
近くで切り出された石灰岩に
故人の意思により次の言葉を刻む:

冷ややかな目を向けよ、
生と、死に。
馬に乗る者よ、通り過ぎよ!

(続く)

古代巨石遺構とイエイツゆかりの地を訪ねるアイルランド一周の旅23(スライゴ―) 「ヨーロッパ旅行(25412)」

イエイツはダブリンの生まれですが、イエイツの母の故郷がスライゴ―であったため、子供時代、よくここで過ごしました。彼自身スライゴ―をとても気に入り、心の故郷として詩にも描いたんですね。

そのスライゴ―の町です。

sligo

町のほぼ中心に流れるギャラボーグ川は、雨で水かさが増しておりました。

これはイェイツの像です。

yeats

細身でちょっと神経質そうに見えます。

鴨も泳いでいるギャラボーグ川。

sligo

左手奥に見えるレンガ造りの建物がイエイツ博物館です。
(続く)

古代巨石遺構とイエイツゆかりの地を訪ねるアイルランド一周の旅21(イエイツの風景) 「ヨーロッパ旅行(25412)」

イエイツが愛したスライゴ―の田舎の風景です。

イエイツ

牛さんがのんびり草を食んでいますね。

イエイツ

時折、日が当たると緑が映えます。

イエイツ

丘を越えてどこまでも歩いてゆきたくなりますね。

イエイツ、というよりも、アイルランド人が愛してやまなかった風景なのだと思いました。
(続く)

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